私たちポスターが、未来を考えるきっかけをつくってきました。
過去の万博のポスター
19世紀末から100年以上も続いている万国博覧会。
訪れる人たちのワクワクする気持ちは今も変わりませんが、そのテーマは、時代とともに少しずつ変わってきました。
たとえば、1970年開催の大阪万博では「人類の進歩と調和」、
1975年開催の沖縄海洋博では「海―その望ましい未来」、
1985年開催のつくば万博では「人間・居住・環境と科学技術」、
2005年開催の愛・地球博では「自然の叡智(えいち)」。
そして、2025年の大阪・関西万博では「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマに。
そこから私たちは何を受け取り、何を伝えていくべきなのでしょうか?
亀倉雄策「EXPO ’70 日本万国博覧会(海外向け第3号公式ポスター)」(1969年)写真:早崎治
永井一正「EXPO ’75 沖縄国際海洋博覧会(第1号公式ポスター)」(1972年)
五十嵐威暢「EXPO ’85 国際科学技術博覧会(第2号公式ポスター)」(1982年)提供:公益財団法人つくば科学万博記念財団
原研哉「EXPO 2005 日本国際博覧会(公式ポスター)」(2000年)
所蔵:公益財団法人DNP文化振興財団
関連情報
モダン・エキスポ・ポスターズ:グラフィックでみる現代の万博
京都dddギャラリーにて2025年6月13日(金)―8月20日(水)開催予定
大阪万博の跡地「万博記念公園」には、1970年大阪万博当時の資料・展示品を見ることができる記念館「EXPO’70パビリオン」や、岡本太郎のデザインにより建てられた「太陽の塔」(内部を一般公開中)があり、当時の万博について知ることができます。